【プロジェクト概要】
広島市立大学キャンパス内の土地を利用し、土や他の生物と共生することを実践的に学ぶための農空間を創造します。農空間を中心に据え、キャンパス内にある植生や大学周辺の自然環境や地質をアートの目線から再認識し、キャンパスに複数種の共生空間としての里山を作り出します。 プロジェクトを通して、分野横断的なリサーチの手法とコラボレーション技術の習得、ローカルの事象と世界的に起こっている事象や議論を接続できるような作品制作とディスカッションの機会を作り、エコロジカルアートの実践を試みます。
フィールドワークを通してキャンパス周辺の地形と地質について学ぶ
広島市安佐南区大塚周辺でフィールドワークを行い、地元の土壌ともう少し広範囲での土地や地質、地形について学びます。他種生物と土地や土壌との関係性を理解することで、生態系の中での非生物の重要性についても目を向けます。目の前の状況を異なる専門家の目線や知識を通して見ることを経験し、自分なりの視点から土地にアプローチし、考えを深ていきます。 リサーチを経て得た土地や地質、土壌についての知識をそれぞれの手法で整理し、プレゼンを行うことで新しい手法やメディア(写真、絵、映像、語りなど)の試行を試み、リサーチスキルとプレゼンスキルの向上を目指します。
【実施日程】2025年7月12日(土)
【実施場所】広島市安佐南区大塚周辺
フィールドワークを通してキャンパス周辺の植生について学ぶ
キャンパス内でフィールドワークを行い、観察しながら話を聞くことや、触ったり、写真を撮ったり、描いたりすることを通して、植生や個々の植物について学びます。植物についての知識を得ると同時に、他分野の専門家との協働を通してコミュニケーションスキルやリサーチスキルを学びます。 リサーチを経て得た植物や土地の知識をそれぞれの手法でプレゼンし、創造的なアートを用いたリサーチの手法や独自のプレゼン力を養います。
【実施日程】2025年9月13日(土)
【実施場所】広島市安佐南区大塚周辺
植物・土・鉱物・などの採集物を使って、特殊印刷を行う
キャンパスと周辺地域で植物や土、鉱物など、特殊印刷のインクの材料となる素材を採集し、印刷物(作品)を制作します。フィールドワークで得た知識を制作に活かし、素材と表現したい事象をリンクさせながら作品の制作を試みます。 リサーチから得た知識、素材、内容を自分なりのユニークな形で連動させ、作品として昇華することで、強い個性と説得性を持つ作品制作を目指します。最終日には制作した印刷物(作品)を簡易的に展示し、講評会を行います。
【実施日程】2025年11月1日(土)~11月3日(月・祝)
【実施場所】広島市立大学キャンパス